4.PJSUA2.DLLを作成する

1.Microsoft Visual Studio Community 2007 を起動して、PJSIPのZIPファイルを解凍して出来た ~\pjproject-2.8 の中に「pjsua2」という名前のC++プロジェクトを作成します。

2.ウイザードで下画面のように設定して、「OK」をクリックします。

3.pjsua2のプロジェクトが作成されます。

4.既存の項目の追加でSWIGで作成したC#用のラッパー(pjsua2_wrap.cpp、pjsua2_wrap.h)を追加します。

5.場所は、~\pjproject-2.8\pjsip-apps\src\swig\csharp にあります。

6.pjsua2_wrap.cpp、pjsua2_wrap.h が追加されました。

7.次に pjsua2 プロジェクトのプロパティを開きます。

8.「全般」の「出力ディレクトリ」に .\output\$(ProjectName)-$(TargetCPU)-$(PlatformName)-vc$(VSVer)-$(Configuration)\ と入力します。

9.「C/C++」の「全般」の「追加のインクルードディレクトリ」に ..\pjsip\include;..\pjlib\include;..\pjlib-util\include;..\pjmedia\include;..\pjnath\include;%(AdditionalIncludeDirectories) と入力します。

10.「C/C++」の「コード生成」の「ランタイムライブラリ」を「マルチスレッド デバッグ (/MTd)」に設定します。

11.「リンカー」の「全般」の「追加のライブラリディレクトリ」に ..\pjsip\lib;..\pjlib-util\lib;..\pjlib\lib;..\pjnath\lib;..\pjmedia\lib;..\third_party\lib;%(AdditionalLibraryDirectories) と入力します。

12.「リンカー」の「入力」の「追加の依存ファイル」に pjsua-lib-i386-Win32-vc14-Debug.lib
pjsua2-lib-i386-Win32-vc14-Debug.lib
pjlib-i386-Win32-vc14-Debug.lib
pjlib-util-i386-Win32-vc14-Debug.lib
pjsip-core-i386-Win32-vc14-Debug.lib
pjnath-i386-Win32-vc14-Debug.lib
pjmedia-i386-Win32-vc14-Debug.lib
pjmedia-audiodev-i386-Win32-vc14-Debug.lib
pjsip-simple-i386-Win32-vc14-Debug.lib
pjsip-ua-i386-Win32-vc14-Debug.lib
libspeex-i386-Win32-vc14-Debug.lib
pjmedia-codec-i386-Win32-vc14-Debug.lib
libsrtp-i386-Win32-vc14-Debug.lib
libgsmcodec-i386-Win32-vc14-Debug.lib
libresample-i386-Win32-vc14-Debug.lib
libilbccodec-i386-Win32-vc14-Debug.lib
Ws2_32.lib を入力して「OK」をクリックします。

13.「OK」をクリックして、pjsua2 プロジェクトのプロパティを閉じます。

14.ソリューションのクリーンを実行します。

15.ソリューションのリビルド(またはビルド)を実行します。

16.場所 ~\pjproject-2.8\pjsua2\output\pjsua2–Win32-vc-Debug 内に pjsua2.dll が作成されます。